モスクワ国際バレエコンクールが終了しましたね。まだ動画とかほとんど見れてないのに書くのもアレなんですが、まあ、更新が無いよりマシかな、という程度で。
http://moscowballetcompetition.com/en/rezultatyi
まずはシニア男性デュエット部門、大川航矢さん金賞おめでとうございます~
昨夜、バレエとは全くジャンル違いのことしてたところ、速報ニュースとして大川さん金賞の記事が流れてきて、その注目度の高さにびっくりです。
先日も佐藤琢磨さんのインディ優勝で「日本人が優勝するのは不快」と書いた記者が解雇されましたが、
このロシアによるロシアのためのコンクールで、素晴らしい結果を残しました。
(敵軍が薄すぎという感も)
まあ、どこをどう理由をつけても、ラティポフ君を大川さんの上にはできないわね……
銀賞のアーネスト・ラティポフ。
アナスタシア・マトヴィエンコを相手役につけて万全の体制で臨んだけど、まあ、予想通りというか……頑張ったけど、まあ、こんなものかなと……
(アナスタシアは美しいね)
(もしラティポフ君を本気で勝たせたいなら、大川さんみたいな子は政治力で一次予選で落としておかないと)
シニア男性ソロ部門、金賞のAdamzhan Bakhtiyar、これは肉体派ですねーー
『スパルタクス』をレパートリーに持っているとことか、移籍の可能性あるんじゃないでしょうかね。
ボリショイとか……
シニア女性デュエット部門 ディプロマのエカテリーナ・チェヴィキナ。
相手役の男性はオスコルビン。つい先日にジークフリート王子でデビューしたばかりです。
チェヴィキナはマリインスキーのオデット・ダンサーですから当然金賞を狙ってきたのでしょうが、うーーん、
現実って厳しい。
ジュニア部門は、ボリショイアカデミーの俊英の千野円句君とデニス・ザハロフをソロとデュエットで分けて、それぞれで制覇。
ザハロフの相手役のエリザベータ・ココレワちゃんも金賞。
そして、私のイチオシ韓国のLee Soobinが銀賞。
これはビックリでした!彼女はワガノワPrixでエレオノーラ・セヴェナルドに勝ってるし、既に半分はプロに足を突っ込んでる状態で、ジュニアでは無双だと思ってましたが、
彼女と同等とそれ以上が、なんと二人もいるんですね!
これは、若手女子バレリーナの未来は明るいですね!!
そして振り付け部門では、マリインスキーで全幕を上演したイリヤ・ズホイがまさかの選外。
まあ、個性の薄い子で結果としては妥当かな?とも思わないこともないのですが、
作戦ミス?の感が否めず。
このモスクワ国際バレエコンクール、過去の受賞者は錚々たる面々ですが、今回はボリショイ、マリインスキー共にバレエ団の将来を背負って立つ王子候補を出してないんですね。
マリインスキーなんかだと、現地のキャスト表にはプロフィール欄に受賞歴が記載されますから、主演ダンサーに大きなタイトルが無いとちょっとショボい。それにもかかわらず、なぜか出してない。
まあ、出場してもバレエの場合優劣が見てわかりますし、下手に出場して負けてしまったらシャレにならないってとこもあるでしょうし、
勝たせたい子がいるから他をちょっと抑える、とかの思惑を感じたり感じなかったりの、
ちょっとモヤっとした印象の残るコンクールでした。