もう今更ですが、今年の「第17回マリインスキー国際バレエフェスティバル」、ゲスト等の日程が発表されています。
すでに他所様で発表されていて被っていたらすみません。
昨夜インスタを見ていたら、ザンダー・パリッシュがキエフ・バレエのオレシア・シャイタノワと『ル・パルク』のリハーサルをしているようで、あわててマリインスキーに日程を確認して気が付きました。
(『ル・パルク』はマリインスキーでもキエフでもどちらも日程には入っていないようで、どこか別なガラ公演で踊るのかしら?)
(しかしこのカップル、組み合わせの相性には疑問が……?シャイタノワは超テクニック系もやや昭和体形、一方のパリッシュは相手役の女性の美を棄損するほどの超絶小顔美男子、下手すると熟女が坊ちゃんを翻弄する話になってしまうかも……??)
第17回マリインスキー国際バレエフェスティバルは3月30日から4月9日まで。
オープニングは『パキータ』ですが、ダンサーは未発表です。
3/30 『パキータ』 未発表
3/31 『パキーター』 未発表
4/1 『ロミオとジュリエット』 ナデジタ・バトーエワ フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ)
4/2 『ラ・バヤデール』 オリガ・スミルノワ セミョーン・チュージン(ボリショイ・バレエ)
4/4 『若手振付家のためのワークショップ』
4/5 『白鳥の湖』 ペルミ・パレエ
4/6 『パキータ』 未発表
4/7 『゛ドン・キホーテ』 レナータ・シャキロワ ダニエル・カマルゴ(オランダ国立バレエ)
4/8 『ジュエルズ』 ルビー:スティーブン・マックレー(ロイヤルバレエ) ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立パレエ)
4/9 『バレエ・ガラ』 エカテリーナ・コンダウーロワ、ルシア・ラカッラ、レナータ・シャキロワ、ヴィクトリア・テリョーシキナ、セザール・コラレス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)、ダニエル・カマルゴ(オランダ国立バレエ)、マーロン・ディノ、アーネスト・ラティポフ、アレクサンドル・・セルゲーエフ、アンドレイ・エルマコフ
最終日のガラ公演では、コリフェのアントン・ピモノフによる新作も発表されます。
なお、アントン・ピモノフは去年発表した『プロコフィエフ バイオリンコンチェルト2番』が今年のゴールデンマスク賞にノミネートされている期待の振付家。
ブノワ賞ノミネート経験ありのマキシム・ペトロフと共に、マリインスキー期待の星です。
出演者では、まずは“ファテエフ好み”美少女バトーエワとシャキロワが、それぞれゲスト・スターのフォーゲルとカマルゴと主演、
ファテエフわかりやすー笑
これは役柄もぴったりですし、素敵な舞台になりそうですね。
そしてボリショイからスミチュー。スミルノワ再びマリインスキーに凱旋。
マックレーとサレンコが『ジュエルズ』から“ルビー”のみ出演と、その出番の少なさは勿体なくも大変ゴージャス。
ガラ公演ではラカッラ夫妻とセザール・コラレス、さらにカマルゴ。
マリインスキー若手のアーネスト・ラティポフ(2012年入団)が台頭してきています。
TV番組『ビッグ・バレエ』では結構いい感じに仕上げてきて驚きましたが、
(ファテエフはこの辺りの準備はいつもソツないです)
今年はロンドン公演でも『ドン・キホーテ』の主演が予想されますし、そろそろ“可愛いし”では済まなくなるお年頃でもあり、成長が気になるところです。
そして恒例となった『若手振付家のためのワークショップ』、5回目となる今回は個人スポンサーに高橋俊彦氏をいただき、ますます気合が入っているようでする
舞台に華を添えるいつものウラジミール・バルナバの他、
ヴィシニョーワの自らのフェスティバル「コンテキスト ディアナ・ヴィシニョーワ」から若手振付家のコンペで勝利したOlga Vasilieva、Guilherme Maciel(ブラジル)、Garrett Smith(米国)が参加します。
マリインスキーからは、去年も発表したいつものイリヤ・ズホイと前述のマキシム・ペトロフ。
(去年は同格だったアントン・ピモノフは本公演に格上げ)
楽しみですね。特にマキシム・ペトロフが私のお気に入り
今年もライブ中継があるといいですね。
マリインスキーからは『パキータ』が未発表ですが、仮にテリョーシキナ、コンダウーロワ辺りがくるとしても、
この大所帯の大バレエ団の層が薄くなったというか、スケールダウン感を感じずにはいられないところで、
数年前までやっぱりマリインスキー凄いわと思ったのと、隔世の感があります……
特に男性のスカスカぶりは目を覆うばかりで、パリオペラ座やロイヤル、ボリショイを羨ましく仰ぎ見る次第です。
さて、週末からはパリオペラ座ですね。楽しみですーー